まほろんの星屑

アニメとかゲームとか小説とかで、人生をどう浪費しようか迷う戯言見習いの 日常を描いた物語
まほろんの星屑 TOP  >  ゲーム >  『PARA-SOL』の感想

『PARA-SOL』の感想

 今回は先日攻略した『PARA-SOL』の感想です。
本作はCARNELIAN先生が原画を描いているROOTの3年振りの新作とあって、
発売前からかなり注目を集めていました。
情報が出始めた当初は、
『顔のない月』や『ヤミ帽』、『桃華月憚』とは違った色合いの、
明るい作品という印象でした。
ところがヒロインの一人がヤンデレチックだったり、
バトルものめいた要素があることがわかり、
一体どんな作品なんだと大分混乱しました。
でもプレイし終わってみると、
インタヴューで宙形さんがおっしゃっていたとおり、
いろんな要素があっても基本的に“家族もの”でした。

<概要>
 本作を要約すると、
「両親を事故で失い姉妹二人と執事のシャムと暮らす乃愛と美海のもとに、
 ぞれぞれ別に理由で小次郎、のどかがやってきて、
 5人でほのぼのとした“家族”としての生活を送り、
 “疑似家族”から“真の家族”になる物語」かな。
“家族”という言葉を強調している通り、
作品のメインテーマは“家族愛”な訳なんだけど、
その中でメインヒロイン3人との恋愛もしっかり描かれていて、
さらに物語を彩るエッセンスとしてバトルものの要素があるなど、
ストーリーを盛り上げるそれらの要素が混ざり合っても破綻することなく、
それどころかこの内容を、
分岐なしの1ルート20時間弱に収めている。
これはかなり濃密で凝縮された20時間だと思う。

<メインテーマ“家族愛”>
 宙形さんがインタヴューでもおっしゃっていたし、
プレイした感想としても、
やっぱりこれは“家族の物語”なんだというのは伝わってきた。
それは主人公の小次郎の初志貫徹した行動・言動にも表れている。
ただ彼がそういう行動をした理由というのは、
彼の養父でもあり谷田部姉妹の父親である谷田部東吾の影響だ。
東吾になろうとした小次郎は、
彼の言葉を正しいと信じて行動する。
その結果、
それらは彼の経験によるものではなく完全な他人の受け売りなため、
時折意味が分かってないような時もあったけど、
この言葉の意味だけはしっかり理解していて、
そしてこれは谷田部家を、この作品を象徴する言葉でもある。

“家族はあるものじゃなくて、なるものなんだ”

この言葉を実直に貫いていこうとする小次郎くんの行動が、
家族生活を楽しく面白くして、
ほのぼとした団欒を築いていくわかだけど、
そんな彼の行動に振り回されている乃愛がまた可愛くて、
乃愛はいつだって可愛いけど、
怒ってる時も最高です。

<プレイヤーを惚れさせるヒロイン>
 もちろん恋愛であるからには、
ただ“家族愛のいいお話だった”じゃ終わりません、
寧ろこの部分こそ本作一番の魅力!
“惚れさせる”は伊達じゃない!
これまで様々な恋愛ものをやってきたけど、
ここまでヒロインの魅力的部分の見せ方がうまいのは滅多にない。
分かりやすくヒロインそれぞれの良さが伝わってきて、
一人一人どこがいいか具体的に説明できるくらいに。
美海は最初から凄いインパクトがあったけど、
のどかはおかしなヤンデレさんかと思いきや、
中盤以降ヒロイン中もっとも女の子らしい可愛らしさを見せてくれるし、
乃愛は………。
もう好き過ぎて多くを語り過ぎてしまいそう。
これまで好きなゲームのヒロインと聞かれて、
一人に絞るのが難しかったけど、
これからは
「谷田部乃愛です!!!」
と即答できるぐらい好きになってしまった、
惚れてしまいましたよ。

<最後に>
 正直いってこれで『PARA-SOL』の魅力を語れたかというと、
まだ全然足りない気がする。
例えば本編20時間とはいえ、
ちゃんと補足やオマケが丁寧に読んで約2時間分あることや、
バトルのほうでは、
小次郎くんやのどかちゃんが格好良く活躍するところとか、
主人公たちの過去に隠された秘密や、
シナリオ面での面白さとか、
近未来を舞台にしていることもあってSF的な要素もあるんだよね。
 どうにも感想を伝えきれない部分があるので、
ヒロインにしろストーリーにしろ何かしら多少でも興味を持ったら、
是非プレイして欲しいですね。
人によってよかった・イマイチだなーていうのはあると思うけど、
ハマる人はハマるタイプの作品じゃないかな。
年間数百本発売されていく中で、
何年たってもその中に埋没していかない、
そういう特色は持ってる感じがする。
今後のROOT作品が楽しみだなー。
スポンサーサイト
[ 2010/08/19 23:03 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL


『夏の幼馴染と、冬のカノジョ』 光・シュヴァルツカッツェ ま~まれぇど新作第8弾『星ノ音サンクチュアリ』 あねいも Neo+ AXL新作第9弾「百花繚乱エリクシル」2013年4月26日発売予定! WHITESOFT『ギャングスタ・リパブリカ